栄養管理科は、入院患者さんに治療食としての食事の提供と患者さん個々に応じた栄養管理を行いながら、入院・外来患者さんへ栄養相談などを行っています。
基本理念
安心、安全でおいしい食事を通して、適正な栄養管理・給食管理を実施し、チーム医療に貢献します。
基本方針
- 病院における食事は、「治療の一環」である食事療法として提供する。
- 患者ニーズに配慮し、治療食の質の向上を図る。
- 患者及びその家族に対し、食生活に対する知識の普及、指導にあたる。
- 食品の安全を確保し、衛生上の危害を防止する。
- 業務は、効率的、経済的に運営する。
- 食事療法の効果をあげるため、職員個々が研鑚する。
- 地域との連携を図り、地域住民の健康増進に貢献する。
栄養相談
食事療法が必要な患者さんを対象に医師の指示に基づき、個人指導を行っております。また、糖尿病患者さんを対象に年2回糖尿病教室を行っております。
個人指導
外来・入院の患者さんが対象で予約制となっております。
相談日 | 月曜日から金曜日(土日・祝日はお休みです) |
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相談時間 |
9:00~16:30 |
相談内容 |
糖尿病、慢性腎臓病、透析、心臓病、高血圧、脂質異常症、肝臓病、肥満、貧血、嚥下障害や介護食、がんによる食欲低下など。 |
実施場所 |
1階栄養相談室または病棟 |
糖尿病教室(集団指導)
年2回(7月・12月)、糖尿病患者さんを対象に行っております。詳しくは院内ポスターをご覧いただくか、お問合せをお願いします。
入院中の栄養管理について
- 入院患者さんには、栄養スクリーニングによる評価を行い、病態や摂食機能及び食形態を考慮した栄養管理を実施しています。
- 医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師等から構成される栄養サポートチーム(NST)のカンファランスと回診を週1回実施しています。
また、月1回遠野地区の歯科医と連携し歯科回診も行っております。
- 褥瘡回診やリハビリカンファランス等に参加し、患者情報の収集・共有を図るとともに、昼食時に病室訪問を行い、食事量や食形態の状況を確認するなど適切な栄養管理を行えるよう努めています。
- 退院時のケアカンファレンスへ必要に応じて参加し、退院後の食事についても提案しています。
*食事が食べられないなど、入院中のお食事のことでお困りの方はご相談ください。
入院中の食事について
- 患者さんの病状に応じた食事を、医師の指示のもと当院の厨房で衛生的に調理し、提供しています。
- 主食+主菜+副菜を揃えた栄養バランスの良い食事です。味が薄い・量が少ないなど普段のお食事と違うかもしれませんが健康食ですので、どうぞ味わってお召し上がりください。
- 食物アレルギーについて、看護科からの情報をもとに病室訪問を行い、アレルゲンとなる食品を提供しない体制を整えています。
- 食事時間は
朝食:7時45分 昼食:12時 夕食:18時 となります。
- 保温保冷配膳車を使用し、適温で配膳しています。
- 飲み込む力や噛む力に合わせた熟煮食やゼリー食などを提供しています。
<熟煮食> |
<ゼリー食> |
- 特別メニューを実施しています。
*食事制限や食事内容によっては選択いただけない場合もあります。
*食事負担額の他に特別メニュー100円が別途かかります。
*選んでいただく献立の一例です。
- 誕生祝い膳、行事食(年間20回程度)、地産地消の推進も行っております。
実習生の受け入れについて
栄養士、管理栄養士養成施設校の実習生の受け入れを行っています。